にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(金成財布、貯金箱?)

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 上の写真、「金成財布」と書かれた巾着袋、勿論、貯金箱では有りません。お金を含め、色々な物を入れて持ち歩くに便利そうです。上の巾着袋、チャックで閉じる様に成っているので、外見の古めかしさの割には、新しいものでしょう。「金のたまる人」と言うことで、良く言われていることでしょうが、成る程と納得いきます。

 この金成財布は、所謂、福財布の一種でしょう。福財布の謂れは、新しい年を迎え、財布を新調すると縁起が良い、そんなことから、新調の財布を福財布と呼ぶ様です。昔は、お金を巾着袋に入れていました。そこで新年には、商人が、お得意先に福財布と書かれた巾着袋を差し上げていました。当館もいろいろ収蔵し、「お金いろいろ」の展示室に展示しています。

 こんな掛け言葉があるそうです。新年早々に財布を新調することは、一つ、「新春の春は張るに通じます。財布が金でパンパンに張ります。」、二つ、「寒い冬に財布を買うのは、冬と富裕に通じます。」だそうです。以上、貯金箱には関係ないけど、新年間もなくですから参考に。

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 上の写真、備前焼きの縁起物貯金箱、打てば何でも願い事が叶うと言う、打ち出の小槌です。陶器製、昭和レトロ、長さ18センチ、高さ9センチです。なかなか重厚で、一寸した芸術品です。写真を見ながら、新しい年の願い事など、どうでしょうか。

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