珍しい個性的なダルマ貯金箱をいろいろ収蔵しました。
上の写真、顔の彫が深いダルマ貯金箱、陶器製、高さ14センチです。
顔形が明瞭に分かり、歯を見せて大笑いしています。かなり重く、大正時代以前のものと思われ、金の出し口がなく、いわゆる地獄落としです。壊す以外にお金を出す方法は有りません。
上の写真、郷土玩具、姫路張子のダルマ貯金箱、高さ11センチです。
兵庫県姫路市の姫路張子(ハリボテ)、明治初期から作られる様になったそうです。ダルマの底に「郷土玩具・姫路張子」松尾隆 印 の和紙が貼ってあります。
張子には次のニ種類が有ります。
1.型に紙を何枚も張り重ね、乾いてから中の型を抜き取って作った細工もので、貼り抜きと 言います。
2.木や竹組みの上に紙を何枚も張り重ねて作ったもので、張りぼてと言います。
姫路張子は、2.の張りぼて(ハリボテ)です。
上の写真、本当に小さなダルマ貯金箱、陶器製、高さ6センチです。
口の周りがヒゲもぢゃ、白い眉毛、ギョロ目、小さいながら迫力のあるダルマです。
「多治見陶磁器玩具人形類組合 認定証」の証紙が貼ってあります。
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