1923年(大正12年)9月1日 11時58分32秒 関東大震災が突発しました。その記念貯金箱、日金工(ステンレスメーカーの日本金属工業㈱?)のノベルティだと言う珍しい貯金箱を収蔵しました。
上の写真、関東大震災記念貯金箱、鉄製、高さ12センチです。
ガッチリ出来ていて、かなりの重量が有ります。お金の投入口は後ろ、出し口は前の時計の文字盤を外します。
文字盤には、大震災の発生した日が表示され、時計の針は発生時刻を明示、大震災を強く印象付けています。
文字盤の下には、「大震災記念 貯金奨励時計」と記されています。裏側には一寸分かりにくいけれど、全面を使って、「貯金奨励時計は一秒一刻皆さんを幸福の楽園に導きます」と打刻されています。底には、新案特許願い、意匠登録の番号と金工会社 謹製と記されています。
当時の強い復興への思いがひしひしと感じられます。
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