「でんとうこころざし」と書かれ、もし何も書かれていなければ、古い素朴な貯金箱といえるものを収蔵しました。
上の写真、表面に「でんとうこころざし」と書かれ、裏面に「大正拾年一月 慈光庵」と書かれた貯金箱? 木製、高さ45センチでかなり大きなものです。
「でんとうこころざし」は、「伝灯志」でしょうか。伝灯とは、仏法が人々の心の闇を照らすのを灯火にたとえて言うそうです。
これは、寄進をお願いするもので、貯金箱と言うわけにはいきません。でも造作は全く同じ、壁掛け式、お金を出すときは壊すことになります。きっと貯金箱を流用したものなんでしょう。
それにしても、書かれている筆跡はなかなか見事なものに見えますが、慈光庵とはどんなところなんでしょう。
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