銀行提供のダルマ型貯金箱、いろいろと興味の湧く貯金箱を収蔵しました。
上の写真、右側、「奈良銀行」と右から左に書かれ、更に、縦に「九谷」と書かれたダルマ型の貯金箱です。陶器製、高さ10センチ、白く奇麗に焼きあげられ、童の遊んでいる絵柄が美しく浮き出ています。九谷焼の特徴と言われる、色絵の磁器です。
一瞬、戦前のもの? 何故、「奈良銀行」が右から左に書かれている、と思ったのですが、戦前に、こんなに立派なものを銀行が提供するだろうか、こんな疑問が湧き、調べてみました。
奈良銀行は、1953年(昭和28年)、㈱三栄相互銀行の設立に始まり、1989年(平成元年)、第ニ地銀の㈱奈良銀行に転換し、更に、2006年(平成18年)に、りそな銀行と合併し、消滅していました。
奈良銀行は、最近の銀行でした。なぜ右書きにし、どんな記念に、この立派なダルマ型貯金箱を提供したのか、興味が湧きます。
写真左側、ウサギの貯金箱、陶器製、高さ9センチ、コンパクトだけれど、顔・形・模様、全てが調和していて癒してくれる、そんな一寸珍しいタイプの貯金箱に見えます、どうでしょうか。
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