にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(当館、8月31日をもって閉館します。)

にしざわ貯金箱かん、閉館の経緯

 にしざわ貯金箱かんは、貯金箱を蒐集して50年、開館して12年目になります。貯金箱の収蔵数は、日本の貯金箱を主体に10,500種類に及びます。日本の貯金箱に関しては国内一番と自負しています。収蔵貯金箱については、全てパソコンに写真付きで登録され、アルバムも作成されています。「たかが貯金箱」と見なされ、大部分が破棄される中で、当館のみが収蔵している貯金箱は数多いと思います。貯金箱の広がりと奥深さ、そして文化遺産としての価値は、当館で一堂に展示されたものを見て納得できると思います。

 建物についても、貯金箱専用博物館として新築し、しかも最新のバリアフリーを徹底しています。

 敷地も大駐車場を完備した十分な広さを持っています。隣は公園で、自然環境は優れています。

 尚、蛇足ながら館内同時展示の「お金いろいろ(古銭等)」の展示等も充実しており、楽しく勉強になると人気です。

 こんな現状ですが、後期高齢者となった館長の私が一人で運営してきました。正直ここ一・二年体調不良で難儀しています。しかも後継者がいないことから、ここで一旦閉館し、引継ぎ先等を検討することとしました。

 私が目指してきた貯金箱の永久保存と充実・公開展示・出来れば文化遺産としての研究等を引継ぎ条件にしたいと思います。

 貯金箱は今、時代を映すものとして注目されており、当館はそんなオンリーワンの博物館として、また観光資源としても価値あるものと思います。

 現状は、引継ぎ先等明確な方向性が出ていませんが、追って状況を報告したいと思います。

 

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