にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(戦時中のラッパ卒貯金箱)

 昨日の午後から今朝の明け方近くまで雨が降り続き良いお湿りとなりました。一時の雨不足で、キノコがばったりと出なくなったとのこと、この雨が幸いするんじゃないでしょうか。

 今日から三連休、キノコ採りも良いし、色々のキノコを買い求め、旬の食材で食を楽しむのも良いでしょう。天気も良くなりそうです。彼方此方のイベントも盛り沢山、秋が十分に楽しめそうです。

 さて、戦前のラッパを吹く兵隊の貯金箱を収蔵しました。

 上の写真、戦時中のラッパ卒貯金箱、陶器製、高さ11センチです。

 戦前には、数限りなく、こんな戦時物の戦意高揚目的の貯金箱が提供されています。

 経年による多少の色落ちはあるものの、欠けなく美品です。ラッパを吹くリアルな顔が印象的です。

 お金の入れ口はあるも、出し口無く、極小、貯金箱としての活用はどうだったのでしょうか。当時は、玩具としての人気があったのかも知れません。

 貯金箱と一緒にこんなものも収蔵しました。

 上の写真、マッチ入れ三種(三色)、陶器製、高さ3センチ、横幅6センチです。戦時の代用品で、繰り返し使うことで紙を節約したそうです。マッチをするところ「横薬」もあります。ちなみにマッチ棒の先端部分の火薬は「頭薬」だそうです。

 これも一緒に収蔵しました。

 上の写真、通帳袋、縦30.5センチ、横11.3センチです。

 通帳袋には戦車や軍艦が描かれ、国民の貯蓄で戦費を賄った世相が見て取れます。通帳は愛知県にあった新城郵便局のものです。

こちらもご覧ください。

 開催中の企画展「伝統的な貯金箱展」の展示品からの紹介です。変わった恵比寿大黒の貯金箱です。プラ製、高さ15.5センチ。いずれも定番のものを持たず、算盤を弾き、升入りの小判を俵に詰め込んでいます。お金お金の恵比寿大黒さんです。詳しくはこちら。http://blog.goo.ne.jp/chokinbakokan/d/20130921

 

—–

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です