御大典記念貯金と書かれた日本貯蓄銀行提供の貯金箱を収蔵しました。
御大典とは天皇即位式など一連の儀式を合せて言われたもので、大正天皇は1915年(大正4年)11月10日、昭和天皇は1928年(昭和3年)11月10日に行われました。
日本貯蓄銀行は大正11年~昭和20年まで存続した銀行で、その後協和銀行そしてりそな銀行となっています。
こんな経過から、この貯金箱は昭和天皇の御大典記念に提供されたものと思われます。
上の写真、御大典記念貯金箱、木製、高さ12.5センチです。
昭和3年当時のものとしては極めて状態の良いものです。汚れ擦れがあるものの字・絵柄・色が明瞭です。特に壊れなども見当たりません。
日本貯蓄銀行と社章とともに書かれています。
「毎月壱円づつ預くれば十年目三百五十四円となります」とかかれています。120円の元金が10年で354円になるんですね。
壁掛けの貯金箱です。
お金の出し口はこんな状態です。
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