2013年3月

にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(洒落た貯金箱)

 かなり古いもので、当時としてはモダンな洒落た貯金箱だったろうと思われるものを収蔵しました。

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 上の写真、ミロのビーナスに温度計が付いた洒落た貯金箱、陶器製、高さ20センチです。

 廃業して、40年ほどになる小さな歯科医院の小さな待合室に置かれていたものだそうです。ほとんど欠けも無く、白く綺麗で清潔感が有ります。

 インテリアと実用性を兼ね備えたものですが、歯科医院では、インテリアとしての価値を認めていたのでしょう。でも、「ええ~貯金箱」という話題性もあったことでしょう。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(地銀の貯金箱いろいろ)

 地方銀行の古い貯金箱をいろいろ収蔵しました。

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 上の写真、いずれも静岡県にある地方銀行の貯金箱、左側が、清水銀行の子供?の貯金箱、プラスチック製、 高さ13センチです。右側が、静岡銀行の象の貯金箱、プラスチック製、高さ9.5センチです。かなり古い販促品ですが丈夫に作られており、市場に出回っています。

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 上の写真、幸福相互銀行の貯金箱、左側がペリカン、プラスチック製、高さ9センチ、右側がカンガルー、プラスチック製、高さ11センチです。動物シリーズとして提供されていたもので、当館もこれで11種類の収蔵となります。いずれも個性的な形をしており、市場の隠れた人気者です。

 現在、幸福相互銀行は経営破綻、吸収され、大阪府にある関西アーバン銀行となっています。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(満艦飾の招き猫)

 極小さいものだけれど、目いっぱいにデコレートした招き猫の貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、右手でお金を招いている招き猫、その手の爪も濃いピンクできらめいています。陶器製、高さ10センチです。

 見れば見るほどいろいろでデコレートされています。顔の表情もなかなかユニークです。現代の流行か、あらゆるものにこんなデコレートが見られます。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(古い日生の貯金箱)

 古い日本生命の貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、日本生命提供の貯金箱、壁掛け式、木製、高さ18センチです。

 しっかりと丈夫に出来ていて、会社の体質に似合った立派な貯金箱です。お金は上から入れ、横から鍵で開けて出す様になっています。

 経年で劣化していますが、まだまだ十分使用に耐えます。昭和63年に、この社章から新しい社章に変わっています。とすると、今から30年以上前に提供されていたものです。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(戦前・戦中の貯金箱)

 およそ70年以上前の戦前・戦中のダルマ貯金箱を収蔵しました。

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 「一億一心」と書かれたダルマの貯金箱、陶器製、高さ10センチです。

 同じく「一億一心」と書かれたもので、もっと大きく、赤色のものも収蔵しています。当時、同じものが各種、相当多数提供されていた様です。

 終戦時、2才の私は、この貯金箱に対する記憶は全く有りません。終戦と同時に、この様なものの全てが廃棄されていったのでしょう。

 「一億一心」、「国民みんなが一致団結、お国の為に貯金」ということでしょうか。70年は、遠い昔か、今では信じられない滅私奉公の時代だったのでしょうか。

 今はよい時代、大切にしなければ。でも、自我のみを主張するのではなく、協調の精神、健全な良き国への貢献が必要かも。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(寒かったり、暑かったり)

 三寒四温、寒かったり、暑かったり、温度差の激しい日が続いていますが、でも、着実に暖かい春に向かっています。

 昨日は、良い天気でしたが、南風が極端に強く、温度も急上昇、日中は15度を超えていました。

 そんな中、久しぶりに昼食後のウォーキングに出かけました。いつもの厚着のせいで少し歩くと汗だくです。でも風が強く吹くので我慢できます。よく晴れていながら、遠くの光景は霞がかかった様な春の陽気です。もう暫くすれば花が咲き、濃い緑となるのでしょう。

 ウォーキング中の写真を紹介します。

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 戸倉上山田温泉の千曲川河川敷、手前、たくさんの家庭農園から遠く万葉橋を望みます。霞がかかって、すっかり春の陽気です。

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 千曲川には、渡り鳥のカモがいました。しかし渡り鳥といっても、ここに住み着いたカモもいる様です。

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 遠く中州こサギもいました。この鳥は此処に住み着いています。年中よく見かけます。他の渡り鳥は、ほぼ帰った様です。

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 戸倉上山田温泉のシンボルも遠くは霞がかかっているものの、すっきり、くっきり見えます。

 待ち遠しい春はすぐそこの感じです。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(貯金箱?でいいかな)

 「でんとうこころざし」と書かれ、もし何も書かれていなければ、古い素朴な貯金箱といえるものを収蔵しました。

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 上の写真、表面に「でんとうこころざし」と書かれ、裏面に「大正拾年一月 慈光庵」と書かれた貯金箱? 木製、高さ45センチでかなり大きなものです。

 「でんとうこころざし」は、「伝灯志」でしょうか。伝灯とは、仏法が人々の心の闇を照らすのを灯火にたとえて言うそうです。

 これは、寄進をお願いするもので、貯金箱と言うわけにはいきません。でも造作は全く同じ、壁掛け式、お金を出すときは壊すことになります。きっと貯金箱を流用したものなんでしょう。

 それにしても、書かれている筆跡はなかなか見事なものに見えますが、慈光庵とはどんなところなんでしょう。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(素朴な宝珠の貯金箱)

 荒削りな、言うなれば素朴な宝珠の貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、素朴な宝珠の貯金箱、陶器製、高さ9センチです。

 何の装飾も無く、整った形もしておらず、重く丈夫につくられています。勿論お金を出すときは割ることになります。当時の普及品だったのでしょうか。

 宝珠とは、如意宝珠と呼ばれ、一切の願いが意の如く叶うという願望成就の宝の珠です。如意輪観音や地蔵菩薩などが、よく手にしているのを見ます。

 明治時代の初め、貯金箱の目的で初めて作られたのが宝珠の貯金箱(貯金玉)です。お金が貯まれば、願いが叶うということで相通じることになるのでしょう。 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(達磨大師の貯金箱)

 ダルマの由来となった、禅宗の開祖と言われる達磨大師の貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、達磨大師の貯金箱、陶器製、高さ26センチです。

 ブリキの様な軽い感じの焼きあがりのもので、経年で彼方此方に色落ちが目立ちます。達磨大師の貯金箱は、大小・立像・坐像などいろいろ収蔵していますが、いずれも眼光鋭く、厳めしい顔つきです。

 博多人形、金港堂のシールが貼られています。

 達磨大師は、6世紀頃の人、禅宗開祖の人と言われます。インドで生まれて中国に渡り、崇山少林寺で9年間座禅を組んで悟りに達したと言われます。あまりに長い間座禅をしていたために足が腐ってしまったという俗説があのユーモラスなダルマ人形を生んだともいいます。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(古いタヌキの貯金箱)

 大正時代以前のものと思われる出来の良いタヌキの貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、古いもので、丁寧に作られていて、見るほどに引きつけられるタヌキの貯金箱、陶器製、高さ22センチです。

 陶器製でありながら、木製の様な作り、目は抜いて有り、乳首は盛り上がりリアル、眉毛・口・耳など凝った作りで感心します。

 羽織や体の色も控え目ながらリアルさが有り、芸術品の趣です。勿論、お金の出し口は有りません。

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