にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(新たな記念貨幣も収蔵しています)

 当館は、日本の貯金箱の収集に鋭意邁進しておりますが、「お金いろいろ」の展示室もある通り、お金及びお金に関係するものも機会に応じて収集しています。特に日本の記念貨幣については収集漏れの無いよう留意しています。日本の記念貨幣については、昭和39年の東京オリンピックが最初で、その後ずっと収集し、展示しています。100円銀貨から10,000円金貨までズラリ、更に最近ではカラーの美しく、凝ったものが発行されています。

 最近発行された「第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会」の記念貨幣、48年ぶりに日本で行われることを記念して発行されました。現在ロングランで発行されている記念貨幣、地方自冶法施行60周年記念貨幣以外としては、平成21年に発行された「天皇陛下御在位20年記念貨幣」以来、3年ぶりの記念貨幣発行です。

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 上の写真、「第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会」の記念貨幣です。

 記念貨幣の表面には、葛飾北斎の「山下白雨」(冨獄三十六景)から日本を代表する富士山、歌川広重の「日本橋・朝之景」(東海道五十三次)から躍動感のある江戸の庶民を図柄として採用しており、「虹色発色」技術(微細な間隔に刻んだ溝に当たり反射した光が、干渉し虹色に輝いて見える様加工する技術)を用いて表現しています。裏面には、開催国である日本を中心に配置した世界地図を図柄として採用しています。

 美しいカラーに、動態的な輝きが加えられ、造幣技術の進歩は止まりません。 

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