揃いで収蔵した見事な七福神の貯金箱、その4 毘沙門天の紹介です。
上の写真、毘沙門天の貯金箱、岩に腰かけて、いかにも怖そうな顔の毘沙門天、陶器製、高さ33センチです。精緻に作られ、保存状態も極めて良好です。
仏教の護法神である持国天・増長天・広目天と共に四天王の一人で、北方を守る神です。常に如来の説法を聞くところから多聞天とも言われています。須弥山(古代インドの世界観の中で中心にそびえる山)の中腹、第四層に住まい多くの夜叉(古代インド神話に登場する鬼神)を率いていると言います。体は黄色で、七宝の甲冑をつけ怒りの相を表しています。日本では、七福神の一人として福寿を授ける神とされ、広く民間信仰の対象になっています。
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