2012年8月

にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(七福神の貯金箱、その6 大黒天)

 揃いで収蔵した見事な七福神の貯金箱、その6 大黒天の紹介です。

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 上の写真、大黒天の貯金箱、陶器製、高さ20センチです。大黒天を象徴する小槌と大きな袋を持たず、神妙に畏まってにこやかな笑顔を浮かべた、一寸ユニークな大黒さんです。良いお顔で、経年の良さも出ており、素晴らしいものです。

 大黒天は、仏法を守る戦闘的な怒りの神として、また恵比寿と並ぶ代表的な福神として信仰されてきました。日本へは中国で寺院の台所に祭られていたものが伝えられ、福神の面が取り入れられ、室町時代中期以後、七福神の一人となりました。

 また音の類似から大国主命と混同して大黒信仰が盛んとなり、この普及には仮面をかぶり大黒舞を演じて歩いた芸能の一団が寄与しました。一方農村では農業の神とされ祭られていました。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(七福神の貯金箱、その5 布袋和尚)

 揃いで収蔵した見事な七福神の貯金箱、その5 布袋の紹介です。

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 上の写真、布袋の貯金箱、大きなお腹を突き出し、袋を小脇に抱え、いつものにこやかな笑顔の布袋さん、陶器製、高さ20センチです。がっちりとした作りで、経年による落着いた色合いが良い感じを出しています。

 唐の時代の末頃、実在したと言われる禅僧です。名は契此(かいし)と言い、日本では神格化され室町時代に七福神の一人となりました。身の回りのもの寄付されたもの一切を入れた袋を背負って放浪し、布袋和尚と呼ばれました。没後、弥勒菩薩の化身であったという伝説も生じました。宋代には画題として好まれ、太った腹をあらわにし、子供と遊ぶ姿が盛んに描かれ親しまれました。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(実りの秋が近づいています)

 暑い、それにしても暑い残暑が続いています。そんな昨日の日曜日、涼しい風が吹き始めた午後4時過ぎ、戸倉上山田温泉の郊外にある畑まで、ウォーキングを兼ねて歩きで行ってきました。周りの景色を見ながら、畑で一寸した収穫をしたりの1時間半程のリフレッシュ タイムです。

 こんなまだまだ夏の暑さの中でも、次第に季節の変わりが目につきます。着実に実りの秋に近づいています。信州・戸倉上山田温泉の季節の変わり目を写真で紹介したいと思います。

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 上の写真、一寸した高台から撮った郊外の風景。青く澄み渡った空、柔らかな感じの雲、秋を予感させます。

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 上の写真、大きくなり、恥じらうように、うっすらと赤くなり始めた(分かるでしょうか)リンゴ、間もなく楽しいリンゴ狩りの時期となります。

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 上の写真、大きく実ってきたキュウイ、この他、巨峰・梨など、これからこの地では美味しい果物が収穫され、観光狩りも楽しんで頂けます。

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 上の写真、いよいよ私の畑の収穫物、ミョウガです。雨が少なく、今一の収穫量、大きさですが、いろいろの料理に利用し美味しく味わっています。自然栽培物は味が濃く最高です。

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 上の写真、イチジクです。まだまだ一部のみの収穫です。来週辺りからは本格的になるでしょう。熟したイチジクの生食は、確かに美味しく感じます。

 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(七福神の貯金箱、その4 毘沙門天)

 揃いで収蔵した見事な七福神の貯金箱、その4 毘沙門天の紹介です。

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 上の写真、毘沙門天の貯金箱、岩に腰かけて、いかにも怖そうな顔の毘沙門天、陶器製、高さ33センチです。精緻に作られ、保存状態も極めて良好です。

 仏教の護法神である持国天・増長天・広目天と共に四天王の一人で、北方を守る神です。常に如来の説法を聞くところから多聞天とも言われています。須弥山(古代インドの世界観の中で中心にそびえる山)の中腹、第四層に住まい多くの夜叉(古代インド神話に登場する鬼神)を率いていると言います。体は黄色で、七宝の甲冑をつけ怒りの相を表しています。日本では、七福神の一人として福寿を授ける神とされ、広く民間信仰の対象になっています。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(七福神の貯金箱 その3 弁財天)

 揃いで収蔵した見事な七福神の貯金箱、その3 弁財天の紹介です。

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 上の写真、弁財天の貯金箱、陶器製、高さ33センチです。ふくよかな顔、琵琶を弾ずる姿が精緻に作られ、落着いた彩りも見事です。残念なことに、首・裾下に修理の跡が有ります。

 弁財天は、福徳・財宝を授けるとされる女神です。インド河で河川神として崇敬され、ヒンズー教でブラーフマンの配偶神、仏教では閻魔王の姉などとされています。日本では奈良時代から琵琶を弾ずる姿が多く一般に水辺に祭られ、室町時代から七福神の一人として俗間に信仰されました。竹生島・江の島・宮島のそれは三弁天といわれて有名です。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(七福神の貯金箱、その2 寿老人)

 揃いで収蔵した見事な七福神の貯金箱、その2 寿老人の紹介です。

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 上の写真、寿老人の貯金箱、陶器製、高さ33センチです。柔和な表情も良く分かり、細部に渡って精巧に作られ、見栄えがします。

 寿老人は、七福神の首位におかれる長寿の神。福禄寿とは同神異体。詳細については、前日のブログをご覧ください。

 こんな面白貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、イヌ・ネコ・ネズミの折り重なった貯金箱、陶器製、高さ15センチです。それぞれの状況の中の顔の表情が面白く、見あきません。こんな貯金箱は珍しいかも。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(七福神の貯金箱、その1 福禄寿)

 七福神、七人の貯金箱を揃いで収蔵しました。大きくて、精巧に作られ、見栄えするものです。勿論、お金の入れ口は有っても出し口は有りません。昭和時代のものでしょうが、結構古いものだと思います。閉店した金物屋さんに、七福神の七人が揃いで、昔から祭ってあったとのことで、一括収蔵できました。これから連日、七福神の貯金箱を一人一人紹介して参りたいと思います。

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 上の写真、福禄寿の貯金箱、陶器製、高さ33センチです。柔和な表情が心を癒してくれそうです。細部まで丁寧に作られています。

 福禄寿は、七福神の首位におかれる長寿の神様です。寿老人とは同神異体。これは、日本に伝わった当初、普通の仙人姿に描かれていましたが、室町時代に長頭単身の像として表現され、古い方を寿老人、新しい方を福禄寿とよび、次第に別神の様に伝わり、どちらも七福神の一人に入れられました。幸福と富と長寿を授ける神と言われ、広く民間に信仰されました。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(革製の一寸変わったペンギンの貯金箱)

 革製の赤いペンギンの貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、ペンギンの貯金箱、高さ21.5センチです。赤を基調に青と緑で彩色された変わったペンギン貯金箱です。お金の出し口は、尻尾部分に有り、ボタンで開閉します。GENUINE LEATHER(天然皮革)の表示が有り、同様の動物貯金箱を見かけるインド製かと思われます。

 こんな貯金箱も収蔵しました。

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 上の写真、ウサギの貯金箱、陶器製、高さ11センチ、横幅17センチです。フロッキー加工(ビロードの様な外観の布生地)で、手触りが実物を触っているようです。顔も形もリアルで、本物を見ているようです。

 9月1日から、新企画展「みじかな動物貯金箱、イヌ・ウサギ・トリ」がオープンします。骨董的なものからモダンなもの、可愛いものからリアルなもの、キャラクターとして馴染みのものなど、大小様々なイヌ・ウサギ・トリの貯金箱を楽しく、興味深くご覧頂きます。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(クレクレタコラの貯金箱)

 クレクレタコラのキャラクター貯金箱を収蔵しました。

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 上の写真、クレクレタコラのキャラクター、左側2体、主人公のタコラ、右側チョンボです。ソフビ製、高さ14センチです。

 クレクレタコラは、1973年、フジテレビ系列に登場。タコの怪獣「タコラ」と不思議な森に住む奇妙な住民達が繰り広げるどたばたギャグコメディです。

 タコラは主人公。公害によって怪獣化し、陸に上がったフテクサレタコ(しかし、その様な設定が生かされることは少ない)。変身能力があり、欲しいものはどんな手を使っても手に入れようとする。

 チョンボは、麻雀の「チョンボ」から名を取ったラッカセイの実の様な怪物。タコラの気のいい相棒で、タコラの策略の足を引っ張ったり、逆に引っかき回されたりと、いつも「チョンボ」な役回りをしている。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(アメリカ製? カラクリ貯金箱)

 アメリカで購入したものだそうです。アメリカ製か、その他国製か、よく分かりませんが、アメリカの代表的なカラクリ貯金箱に類するものを収蔵しました。

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 上の写真、猫の仕掛け貯金箱、鉄製、高さ13センチ、横幅21センチ、奥行き7センチです。

 猫の口にコインを載せて、箱右のスイッチを押すと、コインが樽に入る仕組みです。1900年前後にアメリカで流行したメカニカルバンクに類するもので、今様か、後世のものの様です。

 鉄製で、頑丈に出来ていて、バネによる仕掛けのシンプルなカラクリ貯金箱、なかなか味わいが有ります。猫が向こう側のネズミを狙って飛びかかる様を表現しています。

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