岐阜相互銀行(現:岐阜銀行)が提供した日本民芸貯金箱シリーズ、全部で、24個有る様てすが、その内9個を収蔵しました。今日は、その内3個を紹介します。なかなか魅力的です。
上の写真、左側、「親子だるま」(24回目提供、山梨県・甲府) です。だるまは普通赤いものですが、この甲府の親子だるまは珍しい白だるまです。これはこの地方が、養蚕がさかんであるところから、養蚕が良くあがるようにとの願いをこめて作られた縁起もので、この地方独特のものです。親だるまの胴に子だるまが描かれていますが、子だるまも立派なひげがあり愛敬があります。
写真、真ん中、「張子の虎」(18回目提供、石川県・金沢)です。これはその威をもって悪魔を追い払い千里を帰る勇武を念じて男の子の節句に飾られるものです。張子の虎は、全国津々浦々にありますが、この金沢の虎は、丸味を帯びた可愛いもので、少しも厳めしいところがなく、福を招く虎といわれています。
写真、右側、「岡村天神」(15回目提供、神奈川県・横浜)です。これは横浜市磯子の岡村天神の門前で、売られている土製の天神さまで、赤または青色の衣のまん中に大きく白い梅鉢の紋がついているのが印象的です。形が西瓜を切ったのに似ているところから別名西瓜天神、袖天神ともよばれています。
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