2014年10月

にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(壁掛け大黒天貯金箱)

 戦前の壁掛け貯金箱、大黒さんの顔の土人形貯金箱を収蔵しました。

 上の写真、壁掛け、土人形、大黒さんの顔の貯金箱、陶器製、顔の長さ10センチです。

 経年の汚れがあるも、欠け無し、色落ちもわずかで゛、比較的状態の良いものです。お金の入れ口は有るも、出し口が無く、壊すことになりますが、貯金箱としてよりも、飾り物としての価値が高いものでしょう。小型で貯金箱としては利用しずらいものです。

 和やかな良い笑顔で福をもたらしそうです。

 青戸鉄太郎の作とのことです。青戸鉄太郎は、紙塑人形作家 青戸慧の父で、大正~昭和の人形作家です。 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(深まりゆく秋の川中島カントリー)

 台風一過、秋日よりの好天気が続いています。これからの信州一帯は、様々な木々の紅葉に彩られ、得も言われぬ美しさの中に有ります。穏やかな暖かさに似合うむせる様な春の花々も良いけれど、クールな空気、時として陽の光の暖かさにホットするそんな中での自然がもたらす彩り、しみじみと奥深い美しさを堪能出来ます。

 昨日、久しぶりに川中島カントリーを訪れました。長野市の南側、山手にあるカントリー、山道をカントリーに向かっていくと、道の両側一帯が延々と林檎畑です。今や正に熟してきて、赤や黄色の大きな林檎が鈴なりです。途中、茶臼山動物園があり、眼下千曲市・長野市が一望です。もう一段上にカントリーが有ります。

 カントリーは、トップシーズンに加え好天気に誘われたゴルファーで大盛況です。一部紅葉が始まり、未だ緑の多い木の中で美しい花のごとくです。管理の行き届いたエントランスの植樹に気持ちも和らぎます。写真で、今のカントリーの秋を紹介しましょう。

 エントランスの一部には、何十年も前に林檎並木が作られ、真っ赤な大きな林檎が鈴なりです。

 スタート側、ハウス出口の植樹など、秋の彩りが始まっています。

 東1番コース、眼下に市街地、遠く山々が連なっています。陽の暖かさに癒されてのプレーです。

 遠くアルプスの連なりが見えるコースです。既に冠雪だそうですが、生憎の雲に隠されご紹介出来ません。素晴らしい好天気だったのですがなかなか難しいものです。

 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(リバーシブル貯金箱)

 リバーシブル? 両面仕立てのこと。一つの貯金箱で、表裏の両面に福助・お多福の像が作られた珍しい貯金箱を収蔵しました。

 上の写真、片面が福助、もう片面がお多福の貯金箱、染付(白地の素地に酸化コバルト (→呉須 ) を用いて下絵付けを施し,さらにガラス質の透明釉をかけて焼き,文様を藍色に発色させた陶磁器の日本における呼称)陶器製、高さ12センチです。

 あっさりとした感じですが、見るほどに両者とも可愛い愛敬のある顔です。重くて丈夫で、座りごこち良く貯金箱としての利用価値も十分です。

 両者とも福を呼ぶ縁起物、傍近く置いて期待するのもよさそうです。

 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(昭和レトロ 動物の貯金箱)

 昭和40年代頃まで、小型で厚手、素朴な感じの陶器製動物貯金箱がいろいろ提供されました。

 上の写真、向って左側、パンダの貯金箱、高さ、12センチです。1972年(昭和47年)、上野動物園に初登場しました。一大ブームを引き起こし、いまだに人気抜群です。このパンダの貯金箱は上から色付けしたらしく耳のあたりが剥げてきています。 

 真ん中の風船を持った猫の貯金箱、高さ12センチです。当時流行のメッセージ貯金箱です。身近に置いてもらって、常に語りかけたいということでしょうか。

 向って右側、犬の貯金箱、高さ10センチです。くりっとした目とおちょぼ口が印象的です。

 ところで、3点の共通点が有りますが分かりますか。蝶ネクタイです。当時の流行りだったのでしょうか。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(大黒姿のフクロウ貯金箱)

 フクロウは、福来郎(福が来るだろう)、不苦労(苦労しない)という発音から縁起物とされていますが、そのフクロウが、大黒様姿で打ち出の小槌を持ち、袋を担いで、目一杯お目出度い珍しい貯金箱を収蔵しました。

 上の写真、大黒様姿のフクロウ貯金箱、陶器製、高さ13センチ、重さ700グラムです。

 小型ですが、かなり重く、頑丈、小さくても丸々しているのでしっかり貯められます。

 大黒様姿のフクロウ、なかなか様になっていて有難味を感じます。

 大黒様は福の神、或いは商売繁盛の神とされていますが、手に持つ小槌を振ると様々なものが出てくるといわれ、また担ぐ袋の中には 七宝が入っていると言われています。、七宝とは物質的な宝物ではなく、「寿命」、「人望」、「清麗」、「威光」、「愛嬌」、「大量」の意味を表す、人間にとっての大事な七つの精神的宝物のことを指すと一般的には言われています。

 こんなフクロウの貯金箱、粗末には扱えません。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(美術品の様な鼠の貯金箱)

 年代物で美術品の様な重厚な鼠の貯金箱を収蔵しました。

 上の写真、重厚な鼠の貯金箱、陶器製、高さ10.5センチ、横幅9.5センチ、奥行16.2センチです。

 体の色も、ねずみ色を濃くした精悍な感じで、リアルに鼠の雰囲気が出ています。かなり重く頑丈な作りです。お金の入れ口の穴は綺麗に開けられていますが出し口は有りません。

 鼠の貯金箱としては珍しく芸術的なもので貴重です。来年早々の企画展「心が弾む年初めの貯金箱展」で干支の貯金箱としてお披露目です。

 ところで、鼠に関わる干支のお話を紹介します。

 

日本に伝わる 十二支の話

さてさて、「どうして十二支はあの動物なの?」と誰しもが一度は疑問に思ったことがありませんか?日本では、こんな民話が語り継がれています。

昔々の大昔のある年の暮れのこと、神様が動物たちにお触れを出したそうな。

「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう」

動物たちは、おらが一番とて、めいめいが気張って元日が来るのを待っておった。ところが猫は神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ねずみに訊くと、ねずみはわざと一日遅れの日を教えてやった。猫はねずみが言うのを間に受けて、喜んで帰っていったと。

さて元日になると、牛は「おらは歩くのが遅いだで、一足早く出かけるべ」とて夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発した。牛小屋の天井でこれを見ていたねずみは、ぽんと牛の背中に飛び乗った。そんなこととは知らず、牛が神様の御殿に近付いてみると、まだ誰も来ていない。

我こそ一番と喜んで待つうちに門が開いた。とたんに牛の背中からねずみが飛び降り、ちょろちょろっと走って一番になってしまった。それで牛は二番、それから虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の順で着いた。猫は一日遅れで行ったものだから番外で仲間に入れなかった。それでねずみを恨んで、今が今でもねずみを追い回すのだそうな。

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(錦織の貯金箱)

 美しく華やかな彩り・模様の錦織だという布で巻かれた貯金箱を収蔵しました。

 上の写真、錦織の布が巻かれた貯金箱、ボール紙製、高さ25センチです。

 昭和時代の観光土産品の様です。インテリアとしての利用も良いけれど、お金の入れ口・出し口もしっかり作られ、かなりの大きさで、貯金箱としての活用は十分です。

 錦織とは、「少なくとも1200年以上前に中国から日本に伝わった高機(たかばた)という機を用いて手織されてきた、多彩で精緻で豪華絢爛な絹の紋織物です。」とのことです。

 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(地獄落としの大黒貯金箱)

大正時代以前に作られ、お金の出し口の無い、一寸変わった形の大黒の貯金箱を収蔵しました。当時お金の出し口が無く、壊して出すにはなにかと抵抗のある貯金箱を「地獄落とし」とも言っていました。

 上の写真、一寸変わった形の大黒貯金箱、陶器製、高さ13.5センチです。

 大きな袋の上に乗って、袋の口を開けてお金の入れ口にしています。お金の出し口は有りません。袋には、お目出度い内容の字が書かれている様ですが判読不明です。明治時代に入ってから、この様な縁起物の貯金箱がたくさん作られるようになってきました。

 経年のもので、擦れ?なのか顔の輪郭が不明瞭ですが、全体的な形はしっかりしており、良い状態の貯金箱です。焼きのしっかりした重量感のあるものです。 

 

 

 

 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(どーもくんのガールフレンド、たーちゃんの貯金箱)

 NHKのマスコットキャラクターどーもくんのガールフレンド、イタチのたーちゃんの貯金箱を収蔵しました。

 上の写真、どーもくんのガールフレンド、イタチのたーちゃんの縫い包み貯金箱です。高さ26センチです。

 縫い包みで触りごこち良く、結構大きな貯金箱、しっかり貯められます。たーちゃんはイヤリングなども付け、なかなかお洒落も決まっています。

 たーちゃんプロフィール

 彼氏いない歴10年のいたちの女の子。将来は「東京でスタイリストかモデルになる」のが夢。語尾に「ち」がつくいたちなまりあり。
ちょっぴりさびしがりやで、ぶしつけなまでにフレンドリー。インターネットオークションはいつも最後の最後でおりてしまう。

 

 

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にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(サンダーバード2号の貯金箱)

 1965年~1966年にイギリスで放送された人形劇による特撮テレビ番組、「サンダーバード」に登場した超音速機、サンダーバード2号機の貯金箱を収蔵しました。この人形劇、1966年にはNHKでも放送され人気を博しました。

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 上の写真、サンダーバード2号機の貯金箱、ソフビ、高さ6センチ、横幅13センチです。

 裏面に「1992  東北新社 アミューズ」と有ります。

 サンダーバード2号・・・SF人形劇「サンダーバード」に登場する架空の超音速有人原子力輸送機(原子力推進機)です。

 人形劇「サンダーバード」・・・世界各地で発生した事故や災害で絶対絶命の危機に瀕した人々を、国際救助隊と名乗る秘密組織がスーパーメカを駆使して救助する活躍を描く物語です。

 子供番組史上、まれにみる人気作品となりました。

 

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