にしざわ貯金箱かん つれづれ雑記(いろいろ記入された宝珠の貯金箱)
明治早々、今様の本格的にお金を貯める目的の貯金箱、と位置づけられる宝珠型の貯金箱が登場しました。どんな願いもかなう「如意の玉」、つまり宝珠を形どった縁起の良い貯金箱です。その後直ぐに、お金持ちの象徴、蔵の貯金箱が登場しました。そんな貯金箱の歴史上、貴重な宝珠型貯金箱、一寸興味深いものを収蔵しました。
上の写真、宝珠型の貯金箱、古くは、貯金玉と呼ばれていました。ろくろ挽きの素焼きです。面白いのは、表面に、いろいろ筆書きされていることです。先ず、「千円の金も一銭より」と書かれ、お金の入れ口には、「貯金差し入れ口」、更に、「昭和四年旧正月三日」と書かれています。他の所に、所有者の氏名が書かれていますが、薄くて判読出来ません。勿論、お金の出し口は無く、中味も無く、特別の傷も無く、未使用の様です。
この貯金箱は、いつ頃作られたものか、昭和の初めにも作られていたものか、昭和の作りにしては、明治よりほとんど進化が感じられない。疑問、興味がつきない。
結論としては、古い宝珠型貯金箱を取得して、いろいろ添え書きし、手元に置いて、楽しんでいたのでしょうか。
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